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パナソニックが業務用AV機器の中心拠点である岡山工場を閉鎖:工場ニュース
パナソニック コネクティッドソリューションズ社は2020年10月1日、業務用AV機器事業の強化に向けた改革の一環として、岡山県岡山市の岡山工場を閉鎖すると発表した。
パナソニック コネクティッドソリューションズ社(CNS社)は2020年10月1日、業務用AV機器事業の強化に向けた改革の一環として、岡山県岡山市の岡山工場を閉鎖すると発表した。
市場変化により業務用AV機器には、商品性能や価格対応力だけではなく、課題解決力が求められるようになっている。そのため、開発・製造・販売が緊密に連携し、よりスピーディーな対応が必要となる。そこでCNS社では今回、開発力強化と生産の効率化、高度化を目的として、業務用AV機器のモノづくり機能を、CNS社のメディアエンターテインメント事業部(以下、MEBD)の中心である大阪の北門真拠点周辺拠点(大阪府門真市)に移管、統合することを決めた。これにより、開発・生産・販売の一体運営を図る。
これに伴い、長らくパナソニックの業務用AV機器事業を支えてきた岡山工場を2021年9月末をめどに閉鎖する。岡山工場は、もともとは1973年に据え置きVTRの製造工場として設立された歴史ある工場だ。近年は、放送局や映像制作市場向けの業務用AV機器の主力生産拠点としての役割を担っていた。カメラレコーダーやスタジオカメラ、インテグレーテッドカメラなどのカメラ商品群に加え、複雑な映像切り替えに対応するライブスイッチャーなどを生産している。土地面積は8万1293m2で、従業員数は301人。閉鎖後の従業員については北門真拠点などへの異動を基本とし雇用は維持する方針だとしている。
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