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新型コロナウイルス感染症対策としてコンテナ型簡易CT室を提供:医療機器ニュース
GEヘルスケア・ジャパンは、コンテナ型の簡易CT室「CT in Box」の提供について発表した。患者や医療従事者など、CTを利用する人専用の動線が確保され、他者との接触を減らすことができるため、新型コロナウイルス感染症対策に活用できる。
GEヘルスケア・ジャパンは2020年5月29日、新型コロナウイルス感染症対策に利用できる、コンテナ型の簡易CT室「CT in Box」の提供について発表した。
CT in Boxは、プレハブを遮蔽(しゃへい)仕様にしたコンテナ形式で、隔離した場所に設置できる。患者や医療従事者など、CTを利用する人専用の動線が確保され、他者との接触を減らすことができるため、医療機関での新型コロナウイルス感染症対策に活用できる。
既に世界で100台以上が稼働しており、日本でも新型コロナウイルス感染症が長期化する可能性を踏まえて、医療機関への導入が進められている。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、医療機関では、異なる動線の確保や医療機器の消毒など感染対策の必要性がより一層増している。CT検査は、PCR検査よりも早く結果が出ることから、重症者の把握に重要な役割を担うと言われている。
→特設サイト「新型コロナウイルス 製造業が直面する未曾有の試練」
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