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ブース内を陰圧に保つ診療用隔離装置を発売:医療機器ニュース
日立グローバルライフソリューションズは、診療用隔離装置「陰圧クリーンブース」の販売を開始する。ブース内の圧力は約−5Pa〜−15Paに維持され、天井面からHEPAフィルターを介して空気を導入する。
日立グローバルライフソリューションズは2020年5月21日、診療用隔離装置「陰圧クリーンブース」を同月より販売すると発表した。ローツェライフサイエンス、SHANGHAI RORZE REMED BIOTECHNOLOGYと共同で開発され、販売についても両社と連携して進める。
陰圧クリーンブースは、組み立てしやすいよう、部分ごとにモジュール化している。組み立てに要する時間は約4時間。解体後の再組み立ても可能で、海外の電源にも対応している。
ブース内の圧力は、約−5Pa〜−15Paに維持されている。また、天井面からHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルターを介して空気を導入する。排気については、HEPAフィルターを二重に装着し、厳密にろ過してブース内空気の暴露を防止する。
清浄度の高い、同社の再生医療施設向けソリューションで培ってきたクリーン化および室圧制御技術を活用して開発。新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として、病院をはじめ臨時医療施設となる大規模施設での利用を想定している。
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