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資生堂が新型コロナ対策で消毒液の生産開始、月10万リットルを医療機関へ提供:工場ニュース
資生堂は2020年4月15日、新型コロナウイルス感染症対策として、手荒れに配慮した手指消毒液を新たに開発し、生産を開始したことを発表した。
資生堂は2020年4月15日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、手荒れに配慮した手指消毒液(指定医薬部外品)を新たに開発し、生産を開始したことを発表した。
資生堂では「新型コロナウイルス感染の抑制に関して、あらゆる可能性を考え実行していきたい」(資生堂 代表取締役社長兼CEO 魚谷雅彦氏)という方針を示しており、さまざまな対策に取り組んでいる。その一環として今回、新たに、手荒れに配慮した手指消毒液を独自開発した。
その後、関係省庁との協議を経て、那須工場(栃木県大田原市)において2020年4月17日から生産を開始する。同年5月以降は、大阪工場(大阪府大阪市)、掛川工場(静岡県掛川市)、久喜工場(埼玉県久喜市)でも生産を開始し、1カ月で合計20万本(約10万リットル)の消毒液を生産し、医療機関を中心に提供する。また、厚生労働省から承認を受けた手指消毒液の承認情報(処方)は、他企業にも広く開示するという。
資生堂では、海外でも既に消毒液の生産を行っている。フランスでは、バル・ド・ロワール工場(オルレアン市)で、1カ月で約8万本ペースで消毒液を生産し、医療機関へ提供している。また、米国では、イーストウィンザー工場(ニュージャージー州)で初回生産8.5万本の消毒液を生産し、医療機関へ提供を開始したところだという。
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