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二輪車も新型コロナで国内生産がストップ、ヤマ発が国内工場を操業停止工場ニュース

ヤマハ発動機は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に対応するため、2020年同年5月1日から国内8工場全ての操業を停止する。二輪車メーカーではホンダとスズキも二輪車の生産調整を行っている。

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 ヤマハ発動機は2020年4月9日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大による海外生産部品の納入への影響、欧米をはじめとする先進国での需要減少に対応するために同年5月1日から国内工場の操業を停止し、生産調整を行うと発表した。

 今回の操業停止は、国内の8工場全てで行う。二輪車と二輪車などの部品を生産する、磐田本社工場(静岡県磐田市)、磐田南工場(静岡県磐田市)、浜北工場(浜松市浜北区)、中瀬工場(浜松市浜北区)、袋井工場(静岡県袋井市)、森町工場(静岡県森町)の6工場では、5月1〜19日のうち稼働日(ゴールデンウイーク休暇と土日を除く)ベースで8日間操業を停止する。船外機を生産する袋井南工場(静岡県袋井市)とヤマハ熊本プロダクツ(熊本県八代市)の2工場は、5月1〜31日のうち稼働日ベースで16日間操業を停止する。

 他の二輪車メーカーでは、ホンダとスズキも工場の操業停止を決めている。ホンダは、欧州の販売減に伴う生産調整のために、熊本製作所(熊本県大津町)の二輪完成車ラインについて4月13〜14日の2稼働日の操業を停止する計画だ。

 スズキは、海外調達部品の一部で納入に影響が出ることから国内工場での生産調整を実施している。二輪車を生産する浜松工場(静岡県浜松市)については、4月1〜3日の3稼働日の操業停止を実施済みで、4月6〜17日についても10日の操業を停止し、6〜9日と13〜17日は1勤(2勤との交代勤務なし)としている。

 四輪車メーカーでも工場の操業停止が拡大している。三菱自動車は2020年4月8日、国内工場の操業停止期間を延長すると発表した。同年3月27日に発表した計画では、軽自動車を製造する水島製作所(岡山県倉敷市)第1組立ラインについて、操業停止期間を3月27日〜4月10日の計11稼働日としていたが、これを4月14日まで延長し計13稼働日とする。4月2日に発表したパジェロ製造(岐阜県坂祝町)の組立ラインの操業停止期間は、4月13〜20日(稼働日で6日間)の予定を4月30日まで(稼働日で12日間)延長する。なお、他工場の操業停止期間は、水島製作所の第2組立ラインは4月6〜23日(稼働日で14日間)、岡崎製作所(愛知県岡崎市)は4月9〜17日(同7日間)で変更はない。

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