ニュース
食品製造業向け原価管理ソリューションで、レシピや経費情報を取り込み可能に:製造ITニュース
富士通九州システムズは、食品製造業向け原価管理ソリューション「QsConnect原価」の機能を強化した。外部システムとの連携が可能になり、レシピ情報、生産実績情報、経費情報の取り込みができるようになった。
富士通九州システムズは2020年3月4日、食品製造業向け原価管理ソリューション「QsConnect原価」の機能を強化し、同月より販売を開始すると発表した。外部システムとの連携が可能になり、原価計算業務の効率化を支援する。
QsConnect原価は、中堅食品製造業向けのソリューションで、生産管理システムを導入しなくても、標準原価計算および実際原価計算ができる。生産計画に基づく所要量計算によって発注業務を効率化したり、原価シミュレーション機能を用いて製品の利益を改善することもできる。
今回の機能強化では、外部システムとの連携を強化した。生産管理システムを導入している場合は、生産管理側のレシピマスターや生産実績の取り込みができるようになった。また、会計システムから経費データも取り込め、二重入力や入力ミスの発生を低減できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 生産計画立案の「なるべく」や「できるだけ」をAIで自動化、ニチレイが日立と協創
ニチレイフーズと日立製作所は、ニチレイフーズの国内工場向けに、日立製作所のAI技術を活用した生産計画と要員計画の自動立案システムを開発したと発表。ニチレイフーズのモデル工場となる4工場で検証を進め、2020年1月から順次本格運用を開始している。今後は2020年度内をめどにニチレイフーズの11の国内工場全てに導入する方針だ。 - 資生堂が国内工場を新設する理由、高級ブランドは「人とロボットの共存」で生産
「JAPAN PACK 2019(日本包装産業展)」の特別講演に、資生堂 生産部長の大前勝己氏が登壇。「グローバル生産体制における自働化技術課題」をテーマに、資生堂のビジネスの変革と、それに対応する生産体制構築の中で顕在化した課題と解決に向けた取り組みについて紹介した。 - そばの調理工程を協働ロボットが代替、JR東日本が東小金井駅で実証実験開始
コネクテッドロボティクスはJR東日本スタートアップと協力して協働ロボットでそばの調理工程を一部自動化する実証実験を開始した。実施場所は「そばいち nonowa 東小金井店」。 - AI外観検査支援サービスを切り口に、日立が食品製造業のデジタル化を提案
日立製作所は、「FOOMA JAPAN 2019(国際食品工業展)」において、食品製造をはじめさまざまな分野に適用可能な「AI外観検査支援サービス」を展示。併せて、食品分野向けのデジタルソリューションも提案した。 - LMガイドの予兆保全サービス、食品産業向けで人気
THKは「日本ものづくりワールド 2020」(会期:2020年2月26〜28日/場所:幕張メッセ)内の「第24回 機械要素技術展(M-Tech)」に出展し、2020年1月から出荷を開始している製造業向けIoTサービス「OMNIedge」をアピールした。 - エスビー食品、3工場でスマートファクトリー化に向けたIoTを導入
エスビー食品は、グループ3工場に最新鋭の設備を導入した新棟を竣工し、2019年10〜12月に順次稼働を開始する。計約135億円を集中投資し、「安全安心」と「生産体制」のさらなる強化を目指す。