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「オンライン中継」の案内にもかかわらず、会場に集まってしまうメディア心理オートモーティブメルマガ 編集後記

今までのやり方に固執していると、いつまでも今までのやり方しかできないかもしれない。

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 この記事は、2020年3月4日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


「オンライン中継」の案内にもかかわらず、会場に集まってしまう
メディア心理

 古い感覚だといわれるかもしれませんが、個人的には、オンラインよりも現地に行ったり、実物を見たりする方が得るものが多いと思っています。

 決して、「リモートワークなんてダメだ、出社して顔を見てコミュニケーションすべき」という趣旨のことは考えていません。リモートやオンラインで済むものはどんどんそちらに移行すべきだし、工夫次第で対面でなくても安心してコミュニケーションを図ることは可能だと思います。

 それでもやっぱり、新車発表や、世界各国から出展企業が集まる大規模な展示会なんかは、実際に現地に行きたいし、実物を見たいし、担当者や責任者とじかに話したいと思ってしまいます。

 それを痛感したのは、日産自動車の軽自動車「ルークス」の発表会です。日産自動車はこれまでにも決算会見や新車発表をYouTubeで中継していますが、これらは実際にメディアが出席するイベントをYouTubeでも見ることができるというものでした。これに対し、ルークスの発表会は、メディアは会場に参加せずYouTubeでの中継のみとし、出席者への質問はメールで受け付けるという形で行われました。

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