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ゾーン1、ゾーン2の危険場所で使用できる防爆マットスイッチ:FAニュース
IDECは、防爆エリアで使用できる防爆マットスイッチを発売した。国内防爆検定を取得している。侵入と存在検知が可能で、ゾーン1、ゾーン2の危険場所で使用できる。
IDECは2019年9月6日、防爆エリアで使用できる防爆マットスイッチを発売した。侵入と存在検知ができ、ゾーン1、ゾーン2の危険場所で使用できる。
同年4月に吸収合併した東京センサーの防爆マットスイッチ「MSE形」と、IDECの防爆マットスイッチ専用安全保持器「EB3C形」を基に構成。人やモノの侵入や存在を検知し、安全を確保する。
EB3C形3台と組み合わせ、マットスイッチとしては業界で初めて国内防爆検定を取得したという。安全保持器のラインアップは、交流電源電圧と直流電源電圧に対応している。ゾーン1、ゾーン2の防爆エリアでも使用できる本質安全防爆構造となっており、危険場所がある幅広い業界で安全、安心に使用できる。
サイズは、最小300×300mm〜最大1000×3000mmまで対応。本質安全防爆構造の1回路当たり最大8枚まで防爆マットスイッチを連結できるため、正方形や長方形など最適な形にカスタマイズできる。また、点火源となる静電気防止対策として、マット素材に帯電しない導電性のゴムを採用している。
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