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NECと富士通の店舗で働くロボットが進化、台数が増えたりスリムになったりリテールテックJAPAN2018(2/2 ページ)

「リテールテックJAPAN 2018」に出展したNECと富士通が、小売店舗でのロボット活用に関する提案展示を行った。両社とも、前回の「リテールテックJAPAN 2017」からさらなる進化を遂げていた。

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富士通は画像認識機能を改良、ロボットもスリムに

 富士通が展示したのは自律型店舗ロボットソリューション「MATEY(メイティ)」。MATEYは、あらかじめ作成した店舗内の地図を基に自律巡回し、搭載するカメラを使って陳列棚の状態や値札の情報を定期的に読み取ることで、店舗内の情報を従業員と共有できるようにするロボットだ。

 前回のリテールテックJAPAN 2017で展示したMATEYから改良したポイントは2つ。1つは、カメラによる画像認識機能の改良だ。従来は、商品が品切れになると陳列棚の奥から見えるQRコードを使って欠品を検知していたが、今回はQRコードがなくても画像認識で欠品を検知できるようになった。また、値札に書かれている数値を認識して特売価格などへの変更と合致しているかなども確認できるようになった。

富士通の「MATEY」前回と比べるとかなりスリムに 富士通の「MATEY」(左)。前回の「リテールテックJAPAN 2017」と比べるとかなりスリムになった(右)(クリックで拡大)

 もう1つの改良ポイントは、ロボットがスリムになったことだ。前回は縦長の円筒形だったが、小型のAFVに縦長のセンサーを装着したような形状になった。

 「2018年内のサービス開始に向けて顧客との実証実験などを進めていきたい」(富士通の説明員)という。

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