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川崎重工の双腕ロボット「duAro」に新モデル、可搬質量とZ軸ストロークを強化2017国際ロボット展

川崎重工業は、「2017 国際ロボット展(iREX2017)」において、協調型双腕スカラロボット「duAro(デュアロ)」の新モデルとなる「duAro2」を披露した。

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 川崎重工業は、「2017 国際ロボット展(iREX2017)」(2017年11月29日〜12月2日、東京ビッグサイト)において、協調型双腕スカラロボット「duAro(デュアロ)」の新モデルとなる「duAro2」を披露した。

川崎重工業が展示した「duAro2」
川崎重工業が展示した「duAro2」(クリックで拡大)

 2015年6月に発売したduAroは、水平方向に動作するシンプルな動きの水平多関節ロボットを双腕にするとともにダイレクトティーチ機能を搭載。ロボット本体とコントローラーを台車一体のパッケージ構造にすることで、設置や移設が極めて容易なことも特徴となっている。

「duAro2」の横には現行モデルの「duAro」も展示
「duAro2」の横には現行モデルの「duAro」も展示(クリックで拡大)

 発売から高い評価を得ているduAroだが、顧客から機能向上に関する要望も多数寄せられている。新モデルのduAro2では、可搬質量とZ軸(垂直方向)のストロークを強化した。duAroは可搬質量が片腕当たり2kg(双腕で4kg)、Z軸ストロークが150mmだったが、duAro2では可搬質量を片腕当たり3kg(双腕で6kg)、Z軸ストロークを550mmに増やした。増やしたZ軸ストロークに対して、その最大直線速度も秒速300mmとしている。

 なお、機能詳細は明らかにされていないが、組み立て工程の自動化に対応するduAroのラインアップとして「duAro3」も展示されていた。

組み立て工程の自動化に対応する「duAro3」のデモ
組み立て工程の自動化に対応する「duAro3」のデモ。アームに装着する治具を交換しながらエンジンを組み立てている(クリックで拡大)

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