ニュース
2019年3月末に蛍光灯照明器具の生産を終了:製造マネジメントニュース
パナソニック エコソリューションズ社は、蛍光灯照明器具の生産を2019年3月末で終了すると発表した。今後、省エネ性能が高くかつ長寿命であるLED照明器具への移行を推進する。
パナソニック エコソリューションズ社は2017年10月2日、蛍光灯照明器具の生産を2019年3月末で終了すると発表した。今後、省エネ性能が高くかつ長寿命であるLED照明器具への移行を推進する。
蛍光灯照明器具の生産終了は、LEDなど高効率照明の普及を促進する政府の「新成長戦略」「エネルギー基本計画」と、これらと方針を同じくする日本照明工業会の「照明成長戦略2020」の目標に基づくものだ。
同社は、1952年にプル式蛍光灯照明器具の生産を開始。以来、蛍光灯照明器具の生産、販売を続けてきた。今後は、まず2018年4月末に、黒板灯など用途別照明器具の一部、階段通路誘導灯を含む非常用照明器具(電池内蔵型)の一部、非常用ダウンライトの約70品番について生産を終了する。そして2019年3月末に、富士型、笠付、笠なし、埋め込み型や防湿型、防雨型の照明器具、非常用照明器具の約120品番の生産を終了。これにより、全分野の蛍光灯照明器具の生産を終了する。
なお、メンテナンス用蛍光ランプの製造は継続し、補修用性能部品については、生産終了後も最低6年間保有する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ソーラー事業構造改革、滋賀工場でのモジュール生産終了
パナソニック エコソリューションズ社は、ソーラー事業の競争力向上に向けて構造改革を実施する。モジュールのみの販売から、2017年度中に高出力太陽電池セル単体デバイスの販売を開始し、企業間取引の強化を図る。 - アップルにあって日系電機メーカーにないものは何か?
企業再生請負人が製造業の各産業について、業界構造的な問題点と今後の指針を解説する本連載。今回は苦境が続く日系エレクトロニクス産業について解説する。 - ついに決まった事業撤退。そのとき、製造業エンジニアの身の振り方は?
大手メーカーの事業撤退を報じるニュースが珍しくなくなってきた昨今。起こってほしくない事業撤退ですが、逆境をポジティブにとらえることでチャンスに変えた製造業エンジニアもいるのです。 - パナソニックの車載事業が世界トップ10入りへ、2021年度に売上高2.5兆円
パナソニックのオートモーティブ&インダストリアルシステムズ(AIS)社は、車載事業の売上高が2018年度に2兆円を達成することがほぼ確実な状況にある。2021年度には売上高2兆5000億円を達成し、自動車部品メーカートップ10入りに挑戦するという。 - パナソニックが描く第2の“二股ソケット”、つながる価値は次の100年を照らすか
パナソニックは、CPS/IoTの展示会として生まれ変わった「CEATEC JAPAN 2017」に出展し、IoTサービスとして体系化した「μSockets」を披露した。2017年10月から順次、サービス提供を開始する。 - パナソニックに見る日系製造業の“勝ち筋”
今持っているものの中で強いものをそのまま伸ばせば良いのです。