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生産ラインで品質検査を自動化、“光モノ”も読み取る携帯型3DスキャナーFAニュース(2/2 ページ)

クレアフォームジャパンは、携帯型3次元測定器の新製品を発表。前モデルに対し速度12倍、精度で1.5倍を実現し、使いやすさを高めた。生産ラインに組み込む品質検査用として提案を進めていく方針だ。

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速度が12倍、精度は1.5倍に

 今回発売した新製品はポータブル3Dレーザースキャナーである「MetraSCAN」の新製品だ。同製品は前モデルに対し速度12倍、精度で1.5倍を実現し、使いやすさを高めた。従来は1つの走査線でレーザースキャンを行っていたが、今回は7本×2の走査を行い、大幅に精度と速度を高めた。さらに25%の軽量化を実現した上、PCなしでも手元で操作できる機能などを盛り込んだという。

photophoto ポータブル3Dレーザースキャナーである「MetraSCAN」新製品(左)と同製品で3Dスキャンしている様子(右)3Dスキャナーが苦手な光モノでもデータ取得できる点が特徴である(クリックで拡大)

 その他、ポータブル座標測定マシンも新製品「HandyPROBE Next」を用意する。同製品は測定速度が2倍に向上した他、手元での操作機能を加えたことなどが特徴だとしている。

リバースエンジニアリングだけでなく品質管理で導入を

 同社の3Dスキャナー関連製品は従来はリバースエンジニアリング市場で導入されていたというが、新製品については「品質管理・品質検査の領域で導入を強化していきたい」とCreaformのアジア太平洋地域代表であるカール・メルシエ(Carl Mercier)氏は述べている。既にロボットなどと組み合わせて生産ライン上で形状品質検査を行うソリューションに採用されたケースなどもあるとしている。

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生産ラインで産業用ロボットと組み合わせて検査の自動化を実現した事例 出典:クレアフォームズジャパン

 これらの3次元スキャナーシステムの導入費用については「品質管理用途については1200〜1300万円、リバースエンジニアリング用途であればLEDのもので400万円程度だ」と織田氏は話している。

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