可搬重量100kgで既存の台車や棚を運搬可能 最新AMR「カチャカEvo」のデモを披露:CEATEC 2026
Preferred Networks(PFN)は「CEATEC 2026」(2026年10月13日〜10月16日、幕張メッセ)において、同社の子会社であるPreferred Roboticsが展開している小型AMR(自律搬送ロボット)「Kachaka Evo(カチャカEvo)」の実機デモンストレーションを披露した。
Preferred Networks(PFN)は「CEATEC 2026」(2026年10月13日〜10月16日、幕張メッセ)において、同社の子会社であるPreferred Roboticsが展開している小型AMR(自律搬送ロボット)「Kachaka Evo(カチャカEvo)」の実機デモンストレーションを披露した。
カチャカEvoは、Preferred Roboticsが展開する「カチャカプロ」の「小型・簡単・低コスト」のコンセプトを継承し、可搬重量100kg/昇降リフト方式へ進化させた最新モデルだ。本体寸法は幅380×奥行722×高さ191mmであり、最大速度1.2m/sで走行できる。充電時間(0%から100%まで)は3時間で、連続稼働時間は7時間(最大負荷時)だ。
同製品は2026年3月から初期導入を開始しており、製造業を中心とした複数の現場で稼働している。これまでの運用知見を踏まえて、同年10月から順次出荷を開始している。
カチャカEvoはAI(人工知能)による画像認識技術を活用することで、現場にある台車や棚の下に潜り込み、対象物を持ち上げて搬送できる。また、走行時に障害物を検知し、自動で避けることが可能だ。
カチャカEvoは磁気テープやマーカーが不要なSLAM方式を採用しているため、レイアウト変更にも柔軟に対応でき、導入初日から運用が可能だ。「カチャカEvoは、自分で現場を走行し、地図を作ることができる。これにより、自分がどの空間にいて、一番効率的に回ることができるルートを把握して迷わずに走行可能だ。対象物を持ち上げて運ぶため、車輪がロックしてある台車などもスムーズに運ぶことができる」(PFNの説明担当者)。
カチャカEvoは製造業や物流倉庫、医療/福祉現場/宿泊施設などでの活用を想定している。利用者はPCやスマートフォンなどを活用して、Web UIからAMRの稼働エリアなどを設定できるため、現場でも活用がしやすい設計となっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
アマノの複数階清掃に対応した業務用ロボット掃除機に自律移動ソフトが採用
Preferred RoboticsのAIや自律移動ソフトウェアを搭載した、業務用ロボット掃除機「RAPiiTT」をアマノが発売した。エレベーター連携などの機能で複数フロアの自律清掃が可能だ。
住宅内IoT情報と生成AIを連携、家庭用自律移動ロボットの高度化を図る
Preferred Roboticsは、旭化成ホームズと共同開発中の自律移動ロボット「カチャカ」の動画を公開した。動画では、カチャカが住宅内のIoT情報と生成AIを連携させて動作する様子を公開している。
「カチャカプロ」の兄貴分!? 可搬重量最大100kgの新モデルを披露
Preferred Roboticsは、「第10回 モノづくりワールド[名古屋]」において、最大100kgの重量物に対応する業務用搬送ロボットの新モデルを披露した。業務用小型搬送ロボット「カチャカプロ」で培った技術を基に、2025年末〜2026年初の正式リリースを目指して開発を進めているところだ。
三菱重工業とPFNが100億円の資本業務提携、ミッションクリティカルAI領域へ進出
三菱重工業とPreferred Networksは100億円の資本業務提携を締結し、ミッションクリティカル領域における最先端AI技術の開発と社会実装を推進する。
小型無人機のAI自律制御技術が進展、航路の自動生成デモが可能に
Preferred Networks(PFN)とACSLは、小型無人機のAI自律制御技術において航路の自動生成デモが可能になったと発表した。NEDOが推進する事業「K Program」の成果の一環となる。
AI技術活用の自律移動ロボが製造現場の搬送を自動化、PLCとの連携も
Preferred Roboticsは「第3回 Factory Innovation Week[秋]」の構成展の1つである「第3回 ロボデックス[秋]」において、同社の法人向け自律移動ロボット「カチャカプロ」によるデモンストレーションを披露した。
