48V電源に直接対応する車載検出スイッチを発売:組み込み開発ニュース
アルプスアルパインは、48V電源化が進む次世代EVに直接対応した車載検出スイッチ「SPVQK」シリーズを発売した。高電圧環境での信頼性確保と回路の簡素化を両立する。
アルプスアルパインは2026年7月21日、48V電源化が進む次世代EV(電気自動車)に直接対応した車載検出スイッチ「SPVQK」シリーズを発売した。高電圧環境での信頼性確保と回路の簡素化を両立する。
最大定格は52Vで、48V電源環境に変圧機器を介さず直接接続できるため、回路構成を簡素化できる。また、独自接点構造により、スイッチ投入時に発生する突入電流(最大3Aピーク/C負荷)に対し、従来品「SPVQ8」(最大0.1Aピーク/C負荷)よりも優れた耐性を発揮する。
同構造は接点の摩耗や劣化を抑え、長期間にわたり確実な通電を維持する。これまで電流を制御するために必要だったチップ抵抗などの外付け部品が不要になるため、回路設計の簡素化と部品点数の削減にも寄与する。
耐久性、環境耐性にも優れる。過電流18A(5分)への耐性(実力値)を備え、30万回の動作に耐えられるため、車載用途に適している。防塵(じん)防水性能はIP6K7に対応。外形寸法は5.3×8.3×6.5mmで、従来モデルの「SPVQ8」と同一外形のため、既存製品から容易に置き換えられる。
主な用途として、ドアラッチやシートベルトバックル、電動パーキングブレーキ、コラムシフターといった車載機器での検知を想定する。車載以外にも、スマートロックや白物家電、便座の開閉検出といった民生分野での検知用途を見込む。
同社はSPVQKシリーズについて、まず既存の検出スイッチの置き換えとして車載機構部向けに展開し、その後は48V電源化が進む車載機器分野へ広げていく。さらに、高電圧化が進むモビリティ分野や高い信頼性ニーズがある民生品分野にも用途を拡大する。
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