JFEスチールGが形鋼事業再編、国内生産体制を強靭化:製造マネジメントニュース
JFEスチールは、西日本製鉄所 福山地区(広島県福山市)の形鋼事業についてJFEスチールグループのJFE条鋼に2027年4月をめどに事業運営を移管する方針を決定した。
JFEスチールは2026年5月8日、西日本製鉄所 福山地区(広島県福山市)の形鋼事業についてJFEスチールグループのJFE条鋼に2027年4月をめどに事業運営を移管する方針を決定したと発表した。今回の取り組みは、同社の第8次中期経営計画に掲げる「国内生産体制の再構築」の一環として実施する。
各種物価の高騰などの影響を受け
国内の形鋼市場は、人口減少や人手不足に加え、各種物価の高騰などの影響を受け、建築/土木分野を中心に需要が減少傾向で推移している。JFEスチールは、こうした形鋼事業環境の変化を踏まえ、顧客に対して安定的な供給を継続するとともに、将来にわたり持続可能な生産体制を構築することを目的として、最適な生産/供給体制の在り方について検討を進めてきた。
JFE条鋼は、JFEスチールグループにおいて形鋼製品を含めた条鋼製品の製造/販売を担う中核会社であり、今回、福山地区の形鋼事業の運営をJFE条鋼へ移管することで、需給変動に強い柔軟な生産体制を構築する。
この施策によりJFEスチールグループの経営資源を効率的に運用して、製品ごとに製造/販売機能の最適配置を進め、形鋼事業全体の競争力強化と収益性向上を図る。また、福山地区で現在製造している形鋼製品については、JFE条鋼へ事業運営が移管された後も、JFEスチールグループとして従来通り、顧客への安定供給を確保する。
なお、2025年3月に公表したJFEスチールグループと大和工業グループとの協業については、継続して検討を進めている。
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