ICOMAなど3社、アイデアを製品化へ導く「モビリティ共創プロジェクト」始動:メカ設計ニュース
ICOMA、萩原エレクトロニクス、名張ホールディングスは、ハードウェアスタートアップのアイデアを製品化につなげる「モビリティ共創プロジェクト」を立ち上げた。まずはタタメルバイクの製造/調達コラボレーションと、小型スポーツカー共創プロジェクトに取り組む。
ICOMA、萩原エレクトロニクス、名張ホールディングスの3社は2026年4月23日、スタートアップ企業のアイデアを社会に普及させるための取り組み「モビリティ共創プロジェクト」を立ち上げ、基本合意書を締結したと発表した。
同プロジェクトでは、折り畳み式電動バイク「タタメルバイク」をはじめとするさまざまなモビリティを手掛けるICOMAと、品質管理、調達、組み立て、サプライチェーンマネジメント(SCM)の構築で豊富な経験を持つ萩原エレクトロニクスおよび名張ホールディングスが共創し、魅力的なプロダクトを安心、安全、安定してユーザーに届けることを目的とする。
また、共創のテーマとして「作品を製品へ」を掲げ、ハードウェアスタートアップが創出するさまざまなアイデア作品を、自動車部品をはじめとした製造技術の観点でブラッシュアップし、魅力的な製品としてリリースすることを狙う。
ICOMA、萩原エレクトロニクス、名張ホールディングスの3社はスタートアップ企業のアイデアを社会に普及させるための取り組み「モビリティ共創プロジェクト」を立ち上げ、基本合意書を締結した[クリックで拡大] 出所:ICOMA
3社の強みを生かし、2つの共創プロジェクトからスタート
共創の手始めとして、3社は「タタメルバイクをはじめとした製造/調達コラボレーション」と「小型スポーツカー共創プロジェクト」の2つに取り組む。
タタメルバイクをはじめとした製造/調達コラボレーションは、ICOMAの製品をより安心、安全にユーザーへ届けることを目的とする共創プロジェクトだ。スタートアップ企業の課題でもある部品調達やSCMの構築は萩原エレクトロニクスが担い、組み立ておよび品質管理は名張ホールディングスが担当する。
一方、小型スポーツカー共創プロジェクトでは、ICOMAのメカニック担当である豊永大空氏が設計/製作を手掛け、ICOMAがデザイン/製作を担当した「セルフメイド」をベースとする小型スポーツカーについて、開発から販売までを3社共同で進める。
セルフメイドは、公道走行が可能な超小型自動車の規格であるミニカーに区分され、これまで受注生産形式で販売してきた。今回のプロジェクトでは、セルフメイドの仕様やパーツなどの設計を見直し、より精度の高い製品レベルまで引き上げる体制を3社で構築する。ICOMAは商品企画からデザイン開発/設計を、名張ホールディングスは量産工程の設計や製造技術、品質/量産管理といった製造技術実装を、萩原エレクトロニクスは部材調達ルートの開拓やSCM構築などのビジネス支援/調達を担う。
3社の共創はこれら2つのプロジェクトを皮切りに始まる。今後は定期的に情報を発信し、ユーザーの声を反映しながら目標達成を目指すという。
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