新年度スタート ローム東芝の再編やデンソー新中計、業界の行方はどう変わるか:1週間を凝縮! 今週の製造業ニュース
2026年3月30日〜4月3日に公開された記事の中から、MONOist編集部が厳選した今週の注目ニュースをお届けします。今週のキーワードは「新年度の進路」です。
2026年3月30日〜4月3日に公開された記事の中から、MONOist編集部が独断と偏見で選んだ今週の注目ニュースをお届けします。
今週は年度末から新年度へと切り替わるタイミングであり、何かと忙しかった方も多いのではないでしょうか。産業界においても、この節目に合わせて新体制の発足や、今後の中期的な方向性を示す発表が相次ぎました。
4月1日には、日野自動車と三菱ふそうトラック・バスの経営統合による「ARCHION(アーチオン)」が発足し、商用車メーカーとして世界トップ10を目指す新たな船出を切りました。おなじく同日付で、社長執行役員 CEOに河村哲治氏が就任したシャープは、液晶パネル事業の赤字改革にめどがたったことから、親会社の鴻海精密工業と連携して新規事業創出による再成長を打ち出しています。
また、デンソーとリコーがそれぞれ発表した2030年度に向けた新中期経営計画を発表。両社とも共通して成長戦略の要に位置付けたのは「AI(人工知能)の活用」で、いずれも資本効率の向上に重きを置く姿勢を見せました。
さらに、未定ながらも業界の競争環境を大きく塗り替える動きとして、ローム、東芝、三菱電機らによるパワー半導体事業の統合に向けた協議開始も話題となりました。一方でデンソーはロームに買収額1兆3000億円のTOB(株式公開買い付け)を提案したことが分かっており、国内の業界再編の行方に関心が寄せられています。
各社が掲げた目標がどのように具現化されていくのか、2026年度の動向を注視していく必要があります。それでは、各ニュースの詳細をご覧ください。
ローム東芝三菱電機の半導体事業統合、シナジー創出では「工場再編」が議題に
ローム、東芝、日本産業パートナーズ(JIP)、TBJホールディングス、三菱電機は2026年3月27日、ロームと東芝子会社の東芝デバイス&ストレージ(TDSC)の半導体事業、三菱電機のパワーデバイス事業の事業/経営統合に関する協議開始に向けた基本合意書を締結したと発表した。(2026年3月30日公開)続きを読む
日野と三菱ふそう統合のARCHION発足、日本を拠点に世界トップ10目指す
日野自動車と三菱ふそうトラック・バス(以下、三菱ふそう)の経営統合により設立された持ち株会社ARCHION(アーチオン)が2026年4月1日、発足した。同日付で東京証券取引所プライム市場に上場するとともに、同証券所内で会見を開き、商用車メーカーとして世界トップ10を目指すなど、新たな経営体制の下で事業を拡大する方針を示した。(2026年4月2日公開)続きを読む
シャープ河村新社長「脱ハードウェアは不要」、AIサーバとEVで描く再成長
シャープは2026年4月1日付で、社長交代の役員人事を実施。新社長に河村哲治氏が就任し、現社長の沖津雅浩氏は代表取締役副会長に就く。親会社の鴻海と連携を深めAIサーバーやEV(電気自動車)、B2B領域を強化する。(2026年4月1日公)続きを読む
デンソーが新中計「CORE 2030」を発表、3本柱の成長戦略
デンソーは2026年3月31日、東京都内で会見を開き、2026〜2030年度の中期経営計画「CORE 2030」について説明した。営業利益率10%以上、ROE(自己資本利益率)11%以上などの目標達成を目指す。(2026年4月1日公開)続きを読む
リコーが2030年度までの経営戦略を発表、2030年度に向けて事業変革を推進
リコーは2026年3月25日、東京都内とオンラインで会見を開き、同社の中期経営戦略「中期経営戦略'26」について説明した。同社はワークプレイスインテグレーション事業やエトリアのエンジンシェア拡大、商用/産業用印刷、新規事業を推進する。(2026年3月31日公開)続きを読む
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