1分で覚醒度を推定、京セラが「AI仮眠システム」をアップデート:医療機器ニュース
京セラは、有償実証実験を進めている仮眠起床AIシステム「sNAPout」で、スマートフォンのカメラ映像から覚醒度を推定し、仮眠の必要性や効果を可視化するアプリケーションを開発した。
京セラは2026年3月9日、有償実証実験を進めている仮眠起床AI(人工知能)システム「sNAPout(スナップアウト)」で、スマートフォンのカメラ映像から覚醒度を推定し、仮眠の必要性や効果を可視化するアプリケーションを開発したと発表した。sNAPoutのスマートフォンアプリに追加し、同年夏よりアップデートを開始する。
sNAPoutは、血流量センサーを搭載したイヤフォン型デバイスとAIを搭載したスマートフォンアプリで構成。リアルタイムで睡眠段階を高精度に解析し、最適なタイミングで起床を促す。
今回、筑波大学発のスタートアップ企業のヴィジライズが持つ、カメラ映像から覚醒度を計測するヴィジライズの技術を活用。短時間で覚醒度を推定して、その変化を可視化するアプリケーションを開発した。
同アプリケーションは、約1分間の動画撮影により、まぶたの開閉動作などから覚醒度を推定する。従来、覚醒度評価の指標として用いられてきた精神運動覚醒検査(PVT)では10分程度の時間や作業負荷を要していたが、短時間でのスクリーニングが可能となった。推定された覚醒度が一定基準を下回った場合には、最適なタイミングでの起床を促す仮眠を推奨する。
仮眠後にも同様の測定をすることで、覚醒度や認知機能の変化を定量的に評価し、回復度を可視化できる。企業や学校などの組織において、仮眠の導入効果を客観的なデータとして示すことが可能となり、パワーナップ(短時間仮眠)の普及に向けた環境づくりを支援する。
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