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ヘイズ値を大幅に低減した高透明ポリプロピレンを化粧品容器に採用:材料技術
ディーエイチシーは、2026年夏に発売を予定している一般流通向けスキンケア製品一種で、日本ポリプロが開発した高透明ポリプロピレン(PP)製容器を採用すると発表した。
ディーエイチシーは2026年3月9日、日本ポリプロが開発した高透明ポリプロピレン(PP)製容器を、同年夏に発売予定の一般流通向けスキンケア製品一種に採用すると発表した。
同素材は、透明部材の曇り度合を示すヘイズ値を従来のPPと比べて大幅に低減し、ガラスのように高い透明性で商品内容物をより正確に視認できる。また、PP素材の低い水蒸気透過度により、内容液の蒸発を防ぐ。水蒸気透過度は、ポリエチレンテレフタレート(PET)比で約4分の1、ポリスチレン(PS)比で約20分の1と高いバリア性能を発揮する。
化粧品成分との接触にも考慮した素材選定と容器設計により、内容物への影響にも配慮した。PP素材は優れた耐薬品性を備えるため、高い安全性と品質安定性を確保できる。
これらの特性に着目し、品質を安定的に保持しながら中身の美しさを直感的に伝える化粧品容器として同素材を採用した。同素材は、PETなどの透明樹脂と比較して軽量なため、輸送効率の向上やCO2排出量削減への貢献も期待できる。
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