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ファナックが米国に143億円投じ新施設建設へ、ロボットの生産能力拡大視野:工場ニュース
ファナックは、米国ミシガン州でロボット生産を視野に入れた新施設を建設する。北米で高まるフィジカルAIなどを活用した自動化需要に対応する。
ファナックは2026年3月24日、米国ミシガン州でロボット生産を視野に入れた新施設を建設すると発表した。
ファナックの米国子会社であるファナックアメリカが、同国内におけるロボット生産能力拡大に向け、9000万米ドル(約143億円)を投じてミシガン州内に用地を取得し、工場や物流センターなどを中核とする約7万8000m▲▲2▲▲の新施設を建設する。2027年末の完成を予定している。
北米で高まるフィジカルAI(人工知能)、バーチャルコミッショニングやデジタルツインなどのAIを活用した自動化ソリューションの需要に対応するため、最先端のエンジニアリング能力や先進的な生産技術を応用することにで生産能力を強化する。
ファナックアメリカは、1986年にミシガン州ロチェスターヒルズに本社を設立し、北米と南米でCNCとロボットの技術サポート、セールス、サービスを提供し、塗装用ロボットを40年以上生産してきた。今回の投資によりロボットの生産能力を将来的に拡張可能としている。
ファナックアメリカ 取締役社長兼CEOのマイケル・J・チコ氏は「今回の投資は、40年以上にわたり米国内で塗装用ロボットを生産してきたファナックアメリカの生産基盤をさらに拡充するものだ。米国でのプレゼンスを高め、お客さまのニーズへの対応力を向上させ、自動化による競争力維持が不可欠な産業を支援する」とコメントしている。
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