ホンダが自動車生産台数で国内4位に転落、日系自動車メーカーの生産低迷が続く:自動車メーカー生産動向(3/3 ページ)
2025年11月の日系自動車メーカーの世界生産台数は、スズキとダイハツ工業、三菱自動車以外が前年割れとなり、8社の世界生産台数の合計も4カ月連続の前年割れとなった。中でもホンダは、ネクスペリアの半導体供給停止問題で大幅な生産調整を余儀なくされ、自動車生産台数で国内4位に転落した。
マツダ
マツダの11月の世界生産台数は、前年同月比5.2%減の9万5232台と2カ月連続で減少した。主力の国内生産は、同2.3%減の5万8088台と4カ月ぶりに前年実績を下回った。前年12月に生産を終了した「マツダ6」などのマイナス影響があった他、主力モデルの「CX-5」が新型への切り替えなどにより同1.6%減と伸び悩んだ。ただ、「マツダ3」(同10.8%増)や「CX-30」(同37.0%増)などは好調だった。輸出もマツダ3やCX-30がけん引し、同7.3%増の5万5474台と3カ月連続で増加した。
海外生産は低迷が続いており、前年同月比9.4%減の3万7144台と7カ月連続で減少した。メキシコは、関税対策で米国市場向けのCX-30やマツダ3を減産したことで同33.2%減の1万2574台と大幅に減少し、8カ月連続のマイナス。米国も前年に「CX-50」のHEVを追加した反動減が発生し、同10.1%減の8287台と前年割れとなった。北米トータルは同25.6%減の2万861台と7カ月連続で減少した。タイも「CX-3」の減少により、同4.8%減の5330台と2カ月ぶりのマイナスだった。唯一伸長したのが中国で、新型EV「EZ-6/マツダ6e」に加えて、SUVタイプの新型EV「EZ-60」も純増となり、同48.1%増の1万914台と2カ月ぶりのプラスとなった。
三菱自動車
三菱自の11月の世界生産台数は、前年同月比2.8%増の8万2037台と5カ月ぶりにプラスへ転じた。このうち国内生産は、同4.0%増の4万4683台と2カ月連続で増加した。水島製作所(岡山県倉敷市)で生産する「デリカミニ」や、日産向けにOEM(相手先ブランドによる生産)供給する「ルークス」の新型車が寄与した。輸出は、北米向けは同44.2%増と好調だったものの、トータルでは同3.9%減の2万466台と2カ月ぶりに減少した。海外生産も、同1.4%増の3万7354台と5カ月ぶりにプラスへ転じた。
SUBARU
スバルの11月の世界生産台数は、前年同月比20.4%減の6万6168台と5カ月連続で前年実績を下回った。大幅減の要因は国内生産で、同29.5%減の3万8464台と6カ月連続のマイナスだった。群馬製作所矢島工場(群馬県太田市)での改修工事に伴う生産ライン停止の影響が表れた。これに伴い輸出も同13.6%減の3万6079台と5カ月連続の前年割れだった。唯一の海外生産拠点である米国生産は、サプライヤーの設備トラブルによる一部部品の納入遅れなどは解消したが、同2.9%減の2万7704台と前年実績には届かず、4カ月連続のマイナスとなった。
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