「ミゼットX」で再出発を期するダイハツ、日産の再建にも期待したいところ:モビリティ 年間ランキング2025(2/2 ページ)
2025年に公開したモビリティフォーラムの記事をランキング形式で振り返る。1位に輝いたのは、認証不正からの再出発を期したダイハツ工業の「Japan Mobility Show 2025」の展示紹介記事でした。
船舶の先進技術をフォーカスした新連載にも注目!
ベスト3に入らなかった中から、編集担当にとって興味深い記事を紹介しましょう。まずは、2025年12月公開ながら第10位に滑り込んだ『海上自衛隊の新型艦艇「哨戒艦」に見る省人化と“フナデジ化”』です。こちらは2025年4月スタートの新連載「イマドキのフナデジ!」の第9回となります。
筆者の長浜氏は、これまでも『船も「CASE」』のシリーズなどで船舶関連の先進技術をフォーカスした記事を執筆してもらっていましたが、より船そのものをクローズアップした連載記事として新たに企画しました。
紹介した記事のテーマになった哨戒艦ですが、海上自衛隊にはこれまでなかった「警戒監視任務に特化した艦」です。特に、多くの人員を乗船させずに警戒監視を行えるよう、省人化に焦点を当てて開発されている点が注目されています。
もう1本は、第18位に入った『「ピザ2枚で足りるチーム」の集合体がソニーホンダのAFEELAをつくる』です。
2026年の新年早々、ソニー・ホンダモビリティは「CES 2026」に出展し、同年内に米国で販売を開始する「AFEELA 1」の先行量産車を展示するとともに新たなコンセプトモデルを公開する予定です。
同社におけるAFEELAの開発は、ホンダとの共同出資ではあるもの、従来の自動車メーカーとは一線を画したスタートアップに近い手法が取られています。AWSのクラウドを用いたSDV(ソフトウェアデファインドビークル)の開発はその最たるもので、本記事ではその詳細を紹介しています。AFEELA 1は日本市場でも2026年内に納車されるということで、大きな注目を集めることでしょう。
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