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「ミゼットX」で再出発を期するダイハツ、日産の再建にも期待したいところモビリティ 年間ランキング2025(2/2 ページ)

2025年に公開したモビリティフォーラムの記事をランキング形式で振り返る。1位に輝いたのは、認証不正からの再出発を期したダイハツ工業の「Japan Mobility Show 2025」の展示紹介記事でした。

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船舶の先進技術をフォーカスした新連載にも注目!

 ベスト3に入らなかった中から、編集担当にとって興味深い記事を紹介しましょう。まずは、2025年12月公開ながら第10位に滑り込んだ『海上自衛隊の新型艦艇「哨戒艦」に見る省人化と“フナデジ化”』です。こちらは2025年4月スタートの新連載「イマドキのフナデジ!」の第9回となります。

2025年11月13日にジャパン マリンユナイテッドの横浜事業所 磯子工場で進水した哨戒艦の一番艦「さくら」
2025年11月13日にジャパン マリンユナイテッドの横浜事業所 磯子工場で進水した哨戒艦の一番艦「さくら」[クリックで拡大] 出所:海上自衛隊

 筆者の長浜氏は、これまでも『船も「CASE」』のシリーズなどで船舶関連の先進技術をフォーカスした記事を執筆してもらっていましたが、より船そのものをクローズアップした連載記事として新たに企画しました。

⇒連載「イマドキのフナデジ!」バックナンバー

 紹介した記事のテーマになった哨戒艦ですが、海上自衛隊にはこれまでなかった「警戒監視任務に特化した艦」です。特に、多くの人員を乗船させずに警戒監視を行えるよう、省人化に焦点を当てて開発されている点が注目されています。

 もう1本は、第18位に入った『「ピザ2枚で足りるチーム」の集合体がソニーホンダのAFEELAをつくる』です。

「AWS Summit Japan 2025」で公開された「AFEELA 1」
「AWS Summit Japan 2025」で公開された「AFEELA 1」[クリックで拡大]

 2026年の新年早々、ソニー・ホンダモビリティは「CES 2026」に出展し、同年内に米国で販売を開始する「AFEELA 1」の先行量産車を展示するとともに新たなコンセプトモデルを公開する予定です。

 同社におけるAFEELAの開発は、ホンダとの共同出資ではあるもの、従来の自動車メーカーとは一線を画したスタートアップに近い手法が取られています。AWSのクラウドを用いたSDV(ソフトウェアデファインドビークル)の開発はその最たるもので、本記事ではその詳細を紹介しています。AFEELA 1は日本市場でも2026年内に納車されるということで、大きな注目を集めることでしょう。

2025年の人気記事ランキング(11〜20位)
順位 記事タイトル
11 日産が追浜に衝突実験場を増設、厚木の開発拠点と合計3カ所の体制に
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13 ウーブン・シティの第1期が完成、2025年秋から本格稼働
14 デンソー電動開発センターの全貌、「スピード開発」で開発期間を2分の1に
15 3代目「コペン」はきっとダイハツの救世主になってくれる
16 貿易立国日本を支える自動車船の最新ブリッジを「セレステ・エース」で見た!
17 デンソーの新型インバーターは電力損失7割削減、SDV対応のオリジナルSoCも開発
18 「ピザ2枚で足りるチーム」の集合体がソニーホンダのAFEELAをつくる
19 自動車に不可欠なモーターとパワー半導体、東芝の戦略は
20 アイシンが9つの機能を統合した9in1の電動ユニットを披露、占有スペースは6割減

⇒MONOist年間ランキングのバックナンバー

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