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OKIがプリンタ開発をエトリアに統合、リコーや東芝テックと技術を結集:製造マネジメントニュース
OKIは、リコー、東芝テックとともに合弁会社エトリアに参画し、プリンタ関連の開発、設計、生産を統合した。3社の技術とノウハウを結集し、開発力や生産効率の向上を目指す。
OKIは2025年10月1日、リコーおよび東芝テックと共同で設立した合弁会社エトリア(ETRIA)に参画し、プリンタ関連の開発、設計、生産をETRIAに移管した。今回の統合により、3社の技術とノウハウを融合した新体制が整い、複合機およびプリンタの内部機構エンジンの開発力強化や生産効率の向上、コスト削減を図る。
ETRIAでは、事務機器や産業機器、光学機器などの開発、生産、販売を担う。所在地は神奈川県横浜市で、資本金は5億円。出資比率はリコーが80.74%、東芝テックが14.25%、OKIが5.01%となっている。
OKIは今後、ETRIAで開発、生産されたOKIブランドのプリンタ商品を、国内外に展開していく。ETRIAの技術力と3社の連携によって、新たな製品や事業の創出も見込まれる。今後は共同開発体制の下で、オフィス機器分野における競争力強化を進める方針だ。
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