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AIカメラや素材の自動認識機能を備えたレーザー彫刻/カッター装置を国内販売:メカ設計ニュース
サンステラは、Creality製のレーザー彫刻/カッター「Falcon A1(10W)」「Falcon A1 Pro(20W)」の取り扱いを開始。AIカメラや素材の自動認識機能を備え、最大600mm/sで動作する。
サンステラは2025年10月2日、Creality製のレーザー彫刻/カッター「Falcon A1(10W)」と「Falcon A1 Pro(20W)」を日本市場向けに発売すると発表した。予約販売を開始しており、同年10月末より順次出荷予定だ。
Falcon A1は、0.06×0.08mmの超微細レーザースポットを搭載し、細部までリアルに加工できる。X軸とY軸を同時に制御するCoreXY構造を採用し、最大600mm/sで高速動作する。AI(人工知能)カメラを内蔵しており、素材を自動認識して加工条件を提示する他、作業も可視化できる。
Falcon A1 Proは、オプションの2W IRレーザーモジュールを装着することで、金属彫刻にも対応する。スマートカメラの自動焦点機能やAIアシスト機能に加え、非常停止、防護シールド、過熱保護を含む8重の安全機能を備える。また、4.5型のタッチスクリーンにより、直感的な操作が可能。iOSやAndroidアプリと連携することで、遠隔モニタリングに対応する。
密閉カバーや煙排出システムを備え、家庭やオフィスでの利用にも配慮した。クラス1のレーザー安全規格に準拠する。価格(税込み)は、Falcon A1が9万9000円から、Falcon A1 Proが16万8000円からとなる。
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