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AIと汎用3Dライブラリを活用した3D制作サービスを提供開始:メカ設計ニュース
セットジャパンコーポレーションは、生成AIと汎用3Dライブラリを組み合わせた3D制作サービスの提供を開始した。ワンカット単位から依頼可能で、3Dプロジェクトファイル、レンダリング済みの画像や映像など、用途に合わせて納品形式を選択できる。
セットジャパンコーポレーションは2025年9月12日、生成AI(人工知能)と汎用(はんよう)3Dライブラリを組み合わせた3D制作サービスの提供開始を発表した。ゲームや映像、広告業界での活用を想定し、外注先を探す企業に新たな選択肢を提示する。
生成AIとプロシージャルモデリングを組み合わせた独自技術により、高品質な3Dモデルを効率的に制作できる。既存の素材サイトでは手が届きにくかったニッチな3Dアセットや、ユニークなアニメーションにも対応可能だ。
制作例として、製品カタログやWeb向けの静止画CG、プロダクトの機能を伝える動画作成が挙げられる。また、商業施設などの仮想空間、人物やキャラクターのモデリング、アニメーションのセットアップも行える。
制作は、ワンカット単位から依頼可能。納品形式は、3Dプロジェクトファイル、レンダリング済みの画像や映像など、用途に合わせて柔軟に選択できる。追加制作や短納期案件にも対応する。
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