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図面解析AIに金型図面の寸法設計エラーを自動検出する機能を追加メカ設計ニュース

フィーチャは、図面解析AI「Drawing-AI」に、金型図面の寸法設計エラーを自動で検出する機能を追加した。人手に依存していた検図作業をAIが支援し、寸法の記入漏れや誤記、加工指示不足、注記抜けを抽出する。

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 フィーチャは2025年9月29日、図面解析AI(人工知能)「Drawing-AI」に、金型図面の寸法設計エラーを自動で検出する機能を追加したと発表した。人手に依存していた検図作業をAIが支援し、寸法の記入漏れや誤記、加工指示不足、注記抜けを抽出して設計初期段階のミスを防止する。

寸法設計エラー自動検知機能のイメージ
寸法設計エラー自動検知機能のイメージ[クリックで拡大] 出所:フィーチャ

 Drawing-AIは、紙や画像形式、CADフォーマットの回路図と設計図を解析する総合図面DX(デジタルトランスフォーメーション)プラットフォームだ。今回の機能拡張により、従来の回路設計に加えて、金型設計の検図とチェック工程を自動化する。

 新機能は、図形要素や文字情報を自動解析し、機械可読な形で図面の構造と寸法情報を把握する。キリやザグリなどの加工指示を自動で判別し、修正点を明確化する。また、自動チェック機能により、寸法や注記の欠落、面取り指示の不足などを検出してレポート形式で提示する。

 現在はDXF形式のファイルを対象としており、今後、対応範囲を広げる計画だ。下穴加工や逃し加工指示の抜け漏れ検出も追加予定で、製造現場の品質向上と作業時間の短縮に貢献する。

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