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OKIのLEDプリンタは7年保証が標準に、A4モノクロ機は10年ぶりの刷新デザインの力(2/2 ページ)

OKIが7年間無償保証を特徴とする「COREFIDO EXシリーズ」のLEDプリンタの新製品6機種を発表。10年ぶりの刷新となるA4モノクロ機をはじめ、7年間無償保証に必要な耐久性の向上、製品の前方から全ての消耗品や部品を交換できる「フルフロントアクセス構造」の採用、立ち上がり性能の大幅な向上など大規模な改良を施した。

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A4モノクロ機は必要設置スペースが従来機と比べて半分以下に

 また、製品自体の大きさだけでなく設置やメンテナンスを考慮したスペースも小さくすることを目的とした「Space Saving Technology」を6機種全てに適用している。例えば、新製品6機種で最も小さいA4モノクロのB433dnは、製品寸法は従来機と同サイズではあるものの、メンテナンススペースを19%削減している。これは、新たに開発したフリップトップ構造の採用によるもので、メンテナンス時にトップカバーを開けた際の高さを490mmから424mmに減らすことで必要になる上部空間を大幅な圧縮につなげている。

A4モノクロの「B433dn」に採用したフリップトップ構造
A4モノクロの「B433dn」に採用したフリップトップ構造。メンテナンス時に必要な上部空間の大幅な削減につながった[クリックで拡大] 出所:OKI

 そして、トナー交換から定着器の交換、紙詰まりの除去といった消耗品交換やメンテナンスの作業は全てトップカバーを開けるだけで行えるフルフロントアクセス構造を採用した。これにより、プリンタの設置スペースが限られる特定業種や特定用途の現場で求められる壁際置きをしても、メンテナンス時などにプリンタを動かすなどの手間が発生しない。

「B433dn」のフルフロントアクセス構造「B433dn」のフルフロントアクセス構造 「B433dn」はフリップトップ構造のトップカバーを開けるだけで消耗品交換やメンテナンスの作業ができるフルフロントアクセス構造を採用した[クリックで拡大]

 省エネ性能や吸排気効率の改善によって設置マージンも削減しており、印刷した紙を排出する正面を除いた必要設置スペースは従来機と比べて半分以下になっている。

「B433dn」は従来機と比べて必要設置スペースが半分以下になった
「B433dn」は従来機と比べて必要設置スペースが半分以下になった[クリックで拡大] 出所:OKI

 プリンタによる印刷で求められる性能としては待機状態から1枚目の印刷の速さがある。低融点化した新たなトナーを採用するなどして、従来機種と比べウォームアップ時間を約40%、ファースト印刷時間を約20%短縮した。さらに、新たに追加した低温待機モードにより、1枚目の印刷完了までの所要時間を従来機の約21.5秒から約10.9秒と約半分に短縮している。

 OKIは、7年保証となった新製品6機種の投入と併せて、医療、流通/小売り、公共、調剤、製造/物流などの特定業種や特定用途向けのプリンタ市場におけるカテゴリーリーダーとして「安心して長く使える」ことをアピールしていきたい考えだ。OKI 産業営業本部長の池西利勝氏は「新製品の7年保証は、これら特定業種や特定用途のシステム更新サイクルに合致する。システムと併せてプリンタを買い替えするときに最初に想起されるブランドになりたい」と述べる。

 価格(税込み)は、A4モノクロのB433dnが9万200円、A3モノクロのB833dnが16万2800円、A4カラーのC651dnwが19万5800円などとなっている。

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