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78%の企業が採用業務に生成AIを活用――採用人数や評価への影響は限定的:キャリアニュース(2/2 ページ)
HERPが「企業の採用活動における生成AI活用の実態」に関する調査結果を発表した。採用業務において生成AIを活用している企業は全体の78%を占めたが、正社員の採用人数などへの影響は限定的であることが分かった。
AI活用は進みつつも、採用人数などへの影響は限定的
今後、採用業務での生成AI活用を拡大していきたいと思うかについては、86.2%が「はい(拡大したい)」と回答した。
続いて、生成AIの台頭による正社員の採用計画(人数)の変化について尋ねた。その結果、65.7%が「変化はない」と回答した。
また、生成AIの台頭による正社員の人材要件、評価基準への変化を尋ねたところ、62.4%が「変化はない」と回答した。AI活用の推進が採用業務で進みつつも、現段階では採用人数や人材要件への影響は限定的と言えそうだ。
前問で、人材要件や評価基準に「変化があった」と回答した人に具体的な変化について尋ねた。最も多かった回答は「生成AIに取って替わる可能性の低いスキルや経験を重要視するようになった」(55.6%)だった。次いで、「より生成AIを使いこなせるかのスキルを重要視するようになった」(50.0%)となっている。
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