転勤経験者の44%が、転勤を機に退職を検討したことが「ある」と回答:キャリアニュース(2/2 ページ)
「エン転職」が「転勤」についての調査結果を発表した。転勤経験者の44%が、転勤を機に退職を検討したことが「ある」と回答。中でも20代は「実際に退職した」人が25%を占め、転勤への抵抗感が大きかった。
転勤して良かったこと、良くなかったこと
次に、転勤をしたことが「ある」と回答した人に、転勤していた(している)期間」を尋ねた。その結果、どの年代も「1年〜3年程度」が最も多かった。20代は38%、30代は42%、40代以上は27%が回答している。
転勤していた(している)期間を性別に見た場合も、男女問わず「1年〜3年程度」が最も多かった(男性:28%、女性:34%)。
転勤回数は、3回以下の回答割合は20代が最も多く、4回以上は年代が上がるごとに割合が高まっていた。また、男女別でそれぞれ最も多かった回答割合は、男性が「5回以上」(30%)で、女性が「1回」(48%)だった。
転勤をしていた(している)場所の上位3位は、海外は中国(34%)、アメリカ(31%)、タイ(21%)、国内は東京都(24%)、大阪府(17%)、愛知県(15%)となった。
また、転勤をしたことがある人に、転勤を経験して良かったことを尋ねたところ、最も多かったのは「知らない土地、環境を知る機会になった」(56%)だった。
反対に、転勤を経験して良くなかったことも尋ねた。全体では「特にない」(28%)が最多。年代別に見ると、世代間の乖離が最も大きい項目は「退職のきっかけになった(退職した)」で、20代は44%、30代は37%、40代以上は20%だった。若い年代ほど転勤への抵抗が大きいことがうかがえる。
転勤を経験して良くなかったことを男女別に見ると、男性の最多回答は「特にない」(28%)だったが、女性は「新たな人間関係作りに手間取った」(38%)が最も多く、男女別の違いも見られた。
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