転勤経験者の44%が、転勤を機に退職を検討したことが「ある」と回答:キャリアニュース(1/2 ページ)
「エン転職」が「転勤」についての調査結果を発表した。転勤経験者の44%が、転勤を機に退職を検討したことが「ある」と回答。中でも20代は「実際に退職した」人が25%を占め、転勤への抵抗感が大きかった。
エン・ジャパンが運営する総合求人サイト「エン転職」は2025年8月4日、「転勤」についての調査結果を発表した。
同調査は、エン転職のユーザーを対象としたもので、2303人から回答を得た。
初めに、これまでに転勤をしたことがあるかを尋ねたところ、「ある」と回答したのは全体の20%だった。年代別に見ると、若い年代ほど転勤経験が少なく、20代は5%、40代以上は25%と、20ポイントの差がある。
男女別に見ると、転勤経験が「ある」と回答したのは、男性が32%で、女性は7%だった。
次に、転勤をしたことがある人に、転勤の際は単身赴任をしたか、家族そろって転居したか尋ねたところ、「単身赴任をした」が69%を占めた。
また、転勤をしたことがある人に「転勤をきっかけに退職を考えたことがありますか」と尋ねた。その結果、全体では「実際に退職した」が12%、「(退職を考えたことが)ある」が32%となり、44%が退職を考えたことがあると回答した。年代別に見ると、「実際に退職した」と「ある」を合わせた回答割合は、20代が69%(そのうち「実際に退職した」は25%)、30代は61%(同15%)、40代以上は40%(同12%)だった。
これを男女別に見ると、男性は「実際に退職した」が12%で、「ある」が32%、女性は「実際に退職した」が18%、「ある」が30%となった。
今後、転勤の辞令が出た場合、退職を検討するきっかけになるかと尋ねたところ、「なる」「ややなる」の回答割合が全ての年代で半数以上を占めた(20代:66%、30代:67%、40代以上:54%)。
男女別に見ると、男性は52%、女性は65%が「なる」「ややなる」と回答。女性の方が転勤に対する抵抗感が大きかった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.