粒子法による解析技術の高度化と製造業への応用展開を目的に技術提携を発表：CAEニュース

JDSCはゴーデルブロックの田中昭雄氏と、粒子法（Particle Method）による解析技術の高度化と製造業への応用展開を目的とする技術提携を開始した。

[MONOist]

　JDSCは2025年8月8日、ゴーデルブロックの田中昭雄氏と、粒子法（Particle Method）による解析技術の高度化と製造業への応用展開を目的とする技術提携を開始したと発表した。

JDSCはゴーデルブロックの田中昭雄氏と、粒子法による解析技術の高度化と製造業への応用展開を目的とする技術提携を開始した［クリックで拡大］ 出所：JDSC

　粒子法は、従来の格子ベースのアプローチでは困難だった自由表面流、粉体、混相流などの複雑な物理現象を柔軟に再現できる解析手法である。空力／流体解析、射出成形や鋳造の最適化、粉末／顆粒の混練および搬送の改善などにおいて、高度な可視化と最適化を可能にする。ゴーデルブロックが開発したシミュレーションソフトウェアは、従来のシミュレーターと比較して高速かつ軽量で、一般的なPC環境で容易に利用できる点が特長だ。

　今回の提携では、ゴーデルブロックが有する粒子法アルゴリズムや数理解析の実績と、JDSCのAI（人工知能）／機械学習／データ利活用ノウハウを融合し、製造業における流体解析の高精度化や、シミュレーションベースの開発手法の刷新を目指す。これにより、実機試験の削減による開発リードタイムの短縮、設計品質の向上、デジタルツインを活用した試作レス化などを支援する。

　両社は、製品開発の各工程における物理現象を精緻に予測／制御する新たな設計アプローチを確立し、製造現場の品質向上と競争力強化に貢献するとしている。

（※）本記事は制作段階で生成系AIを利用していますが文責は編集部に帰属します（ITmedia AI倫理ポリシー）。

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