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“使えるアート”として存在感を放つIoTディスプレイを製品化:デザインの力
スワニーとANSHIJAPANは、透明OLEDとWindows OSを一体化した次世代ディスプレイ「ANSHI AIR」を発表した。IoTディスプレイとしての機能性と実用性、空間演出における美しさを兼ね備えている。
スワニーとANSHIJAPANは2025年6月4日、透明OLEDとWindows OSを一体化した次世代ディスプレイ「ANSHI AIR(アンシエアー)」を製品化したと発表した。
製品のリリースに先立ち、両社はANSHI AIRのコンセプトモデルとベーススタンドを製作した。IoT(モノのインターネット)ディスプレイとしての機能性と実用性、空間演出における美しさを兼ね備えた“使えるアート”となっている。
両社は、製作したコンセプトモデルをANSHI AIRのスタンダードモデルとし、ここからカスタマイズモデルへと展開するほか、OEMやODMの注文も受け付ける。クライアントは、自社が希望するベーススタンドデザインのANSHI AIR製品を小ロットから購入できる。
スタンダードモデルは、基本スペックとして、透過型OLEDの55型静電容量方式タッチ機能モニター、USB-TypeCポートを備える。内蔵OSは、Windows 11 PRO(CPU Core I7、メモリ16GB SSD512)。販売開始は2025年末を予定している。
ディスプレイ市場は近年、海外製品が主流となっている。両社は今後、日本のものづくり技術を製品に取り入れつつ、国内で量産体制を確立し、製品力やコスト競争力の向上を図る。
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