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ウェアラブルサーモデバイスシリーズのハイエンドモデルを発売:医療機器ニュース
ソニーサーモテクノロジーは、首元に装着して、本体接触部分の体表面を冷やしたり温めたりする「REON POCKET」シリーズのハイエンドモデル「REON POCKET PRO」を発売した。
ソニーサーモテクノロジーは2025年5月20日、ウェアラブルサーモデバイスキット「REON POCKET PRO(レオンポケットプロ)」を発売した。首元に装着して、本体接触部分の体表面を冷やしたり温めたりする「REON POCKET」シリーズのハイエンドモデルで、従来モデルと比べて冷温部の面積が2倍に増大し、吸熱性能と駆動時間が進化している。
REON POCKET PROは、冷温部の面積を拡大するため、2つの独立したサーモモジュール(DUALサーモモジュール)を搭載。各モジュールは、強弱をつけながら交互に駆動し、冷却を持続する。また、風量が従来比2倍の放熱ファンを搭載し、バッテリー容量を増加することで、吸熱性能が最大約2倍、駆動時間が最大約2倍に向上した。
冷却および温熱を自動で開始、停止する機能を向上するため、本体装着を検知するセンサー類を新たに追加した。本体搭載の複数のセンサーと独自のアルゴリズムにより、強い冷却力を持つSMART COOLモードが最長15時間使用できる。
ビジネスシーンでも目立たないようにサイズを小型化し、本体カラーは服装になじみやすいライトグレーを採用。動作音は、従来モデルと比較して50%低減した。
なお、従来モデルの収納にも利用可能な、REON POCKET PROのサイズに合わせた専用ケースも新たに発売する。
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