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ブリヂストンやダイキン工業などSX銘柄13社が決定、企業と社会の持続可能性を同期:製造マネジメントニュース
経済産業省は、東京証券取引所と共同で、SXを通じて企業価値向上を実現する先進的企業として「SX銘柄2025」13社を選定したと発表した。
経済産業省は2025年5月14日、東京証券取引所と共同で、SX(サステナビリティトランスフォーメーション)を通じて企業価値向上を実現する先進的企業として「SX銘柄2025」13社を選定したと発表した。さらにSX銘柄に選ばれていない企業から注目すべき取り組みを行う「SX注目企業2025」として2社を選定している。
SXは、社会のサステナビリティと企業のサステナビリティを同期させ、そのために必要な経営や事業変革を行い、長期的かつ持続的な企業価値向上を図っていくための取り組みだ。「SX銘柄」は、こうした企業の取り組みを促進するためのもので、SXを通じて持続的に成長原資を生み出す力を高め、企業価値向上を実現する先進的企業群を選定している。
「SX銘柄2025」は、東京証券取引所上場企業を対象に、2024年9月18日〜11月18日に募集し、SX銘柄評価委員会での審査で以下の13社を選定した。
- アシックス
- 味の素
- KDDI
- ソフトバンク
- 第一三共
- ダイキン工業
- TDK
- ニチレイ
- パーソルホールディングス
- ブリヂストン
- 明治ホールディングス
- 良品計画
- レゾナック・ホールディングス
「SX注目企業」として選ばれたのは以下の2社だ。
- テクノプロ・ホールディングス
- TOTO
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