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値札チェックや欠品確認など店頭業務を自動化するロボットを発表:ロボット開発ニュース
Preferred Networksは、チェーンストア向け業務改善ソリューション「MiseMise」の店頭業務支援ロボット「Misebo」の予約販売を開始した。
Preferred Networksは2025年2月27日、チェーンストアの店頭業務を自動化する支援ロボット「Misebo(ミセボ)」の予約販売を開始したと発表した。スーパーセンター「PLANT」の2店舗で2024年6月より試験運用しており、2025年7月から導入店舗を拡大する。
Miseboは、チェーンストア向け業務改善ソリューション「MiseMise(ミセミセ)」の店頭業務支援ロボット。店内を自律移動しながら商品棚を撮影し、欠品や売価違い、品揃えなどを自動検知する。欠品状況や本部推奨の棚割実施状況を分析し、「MiseMiseの品出し」機能と連携することで、バックルームからの品出しリストを自動作成する。
自律移動技術とハードウェアは、Preferred Networksの子会社となるPreferred Roboticsと共同開発した。自律搬送ロボット「カチャカ」の技術を活用し、店内の混雑時でも人や障害物を避けて安全に自律移動できる。
本体寸法は400×460×1700mmで重量は35kg、最大稼働時間は5時間となる。専用バッテリーステーションによる自動充電は3時間。棚スキャン用としてRGBカメラと3Dカメラ、自律移動センサーとしてLiDAR、T0Fセンサー、RGBカメラ、衝突検知バンパーセンサーを搭載する。最大走行速度は秒速0.8mだ。
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