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富士フイルムBIとコニカミノルタの調達戦略担う新合弁会社の社名と設立日決定:製造マネジメントニュース
富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)とコニカミノルタは、複合機の原材料と部材調達の連携を図る目的で設立する合弁会社の社名と設立予定日を発表した。
富士フイルムビジネスイノベーションとコニカミノルタは2025年1月16日、複合機の原材料と部材調達の連携を図る目的で設立する合弁会社の社名と設立予定日を発表した。新会社の社名は「グローバルプロキュアメントパートナーズ」で、設立日は2025年1月31日を予定する。
グローバルプロキュアメントパートナーズは本社を神奈川県横浜市に置く。資本金は5000万円で、出資比率は富士フイルムビジネスイノベーションが75%、コニカミノルタが25%となる。代表取締役社長には富士フイルムビジネスイノベーション 取締役 執行役員の古川正晴氏が就任する。富士フイルムビジネスイノベーションから137人、コニカミノルタから55人が出向し、従業員数は派遣社員を含めて192人となる見込み。
事業内容は「調達戦略の立案および各生産拠点の調達機能部門への戦略展開」「サプライヤーとの折衝や調達管理など調達主管部門業務」「外部購入品の品質・コスト・納期・環境対応を担保する調達サービス」とする。
両社は2024年7月、同年9月に合弁会社を設立すると発表していた。しかし、「海外における競争法上の審査・承認手続きが継続している」(ニュースリリースより)ことから、同月に設立予定日を変更するとした。今回、必要な審査、承認手続きが全て終了したことから、改めて設立予定日を発表した。
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