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トムトムとCARIADが次世代ナビゲーションシステムを共同開発:コックピット
TomTomとフォルクスワーゲングループのソフトウェア会社CARIADは共同開発した次世代ナビゲーションシステムの搭載モデルを発表した。
TomTom(トムトム)とフォルクスワーゲングループのソフトウェア会社CARIADは2024年11月28日(日本時間)、共同開発した次世代ナビゲーションシステムの搭載モデルを発表した。
アウディのプレミアムEV(電気自動車)から搭載を始める。共同開発の次世代ナビゲーションシステムは車両プラットフォームに統合されており、インフォテインメントとADAS(先進運転支援システム)のシームレスな操作を実現するとしている。
搭載モデルはEV向けのルート案内や走行可能距離に関するサービスを提供。長距離走行でもEVの利便性が提供されるよう支援する。交通状況やEV充電器のリアルタイムな利用状況、ドライバーの運転スタイルに合わせた最適な充電プランを考案して移動時間に組み込む。走行可能距離を常に監視し、必要に応じてルートを変更する。
CARIADはナビゲーションのユーザーインタフェースやユーザーエクスペリエンス、マップビジュアライゼーションの開発を担っている。TomTomのクラウドネイティブなナビゲーションソフトウェアを活用することにより、ドライバーは車線レベルでのルート案内やリアルタイムな交通情報を利用できるという。また正確な到着予定時刻の予測も行う。データ接続が利用できない場合もオンボードソフトウェアに切り替えるため、ユーザーは利用を継続できる。
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