トムトムのナビがBMWモトラッドのバイクで採用、グローバルで対応:車載情報機器
TomTomは二輪車メーカーBMWモトラッドのグローバルラインアップにナビゲーションスタックを提供する。
TomTom(トムトム)は2024年6月20日、二輪車メーカーBMWモトラッドのグローバルラインアップにナビゲーションスタックを提供すると発表した。
BMWモトラッドは、同社のラインアップに対応するコネクテッドアプリに、トムトムの地図やナビゲーション、リアルタイムトラフィックを搭載し、ライダーに対してビルトインナビゲーション体験を提供するとしている。ハンドルバーディスプレイとBMWモトラッドのコネクテッドアプリによって、運転中に関連性の高い情報に安全に一目でアクセスできるようになる。このコネクテッドアプリは、BMWモトラッドの専用アプリ(Android/iOS)を通じてグローバルで利用できるという。ナビゲーションスタックはオフラインでもターンバイターンの指示やナビゲーションを提供する。
BMWモトラッド向けのナビゲーションスタックはトムトムのNavigation SDKで構築された。地図のカバレッジや情報量が改善するとともに、ライダーの快適性や安全性も追究したとしている。
BMWモトラッドのConnectedRide担当責任者であるロバート・ハイン(Robert Hein)氏は「乗車中の接続性とデジタルサービスの可用性を向上させることで、モーターサイクルをよりエキサイティングで快適かつ安全なものにしたいと考えている。トムトムとのコラボレーションは、ライダーのために特別に作られた最新の地図、交通、業界をリードするナビゲーションを提供することでライダー体験を活性化する」とコメントした。
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