アパレルメーカーがウイングアーク1stのデータ分析基盤とBIダッシュボード導入:製造IT導入事例
ウイングアーク1stのデータ分析基盤「Dr.Sum」とBIダッシュボード「MotionBoard」を、チュチュアンナが導入した。データ分析作業の効率化や需要予測、細やかな在庫管理に役立てている。
ウイングアーク1stは2024年10月28日、同社のデータ分析基盤「Dr.Sum」とBIダッシュボード「MotionBoard」を、チュチュアンナが導入したと発表した。
女性用靴下やインナーウェアを取り扱うチュチュアンナは、国内海外に直営およびフランチャイズの店舗を約450店構え、ECサイトも運営している。取り扱う商品の数が多い上、商品サイクルも短く、品ぞろえを店舗ごとに最適化する必要があるため、店舗ごとの在庫の適正化が求められていた。
これまで、新規データを分析する際は、複数のシステムから必要なデータを手作業で収集して統合し、情報システム部門に分析項目の追加を依頼する必要があった。そのため、データの集計や分析処理に多くの時間を要していた。
チュチュアンナでは、優れた操作性やデータ処理スピードの速さから、Dr.SumおよびMotionBoardを採択した。2023年8月からDr.SumのデータをExcelやWebブラウザで扱える「Dr.Sum Datalizer」と共に活用することで、分析データ取得に要する時間が2分から2〜3秒に短縮した。新たなデータ分析に関する要望にも柔軟に対応可能になったほか、商品部のトレンド分析やマーケティング施策にも活用している。
また、2024年9月にMotionBoardを導入してからは、各店舗の店長が自店の状況をダッシュボードですぐに把握できるようになった。
チュチュアンナは今後、Dr.SumとMotionBoardでデータ分析およびデータ活用の高度化を図り、細やかな在庫管理や需要予測、消費者ニーズの深掘りに役立てていく。
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