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家電量販店のノジマがPCメーカーのVAIOを買収、ソニーから独立して10年で製造マネジメントニュース

家電量販店のノジマは、PCメーカーであるVAIOを買収する。

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 家電量販店のノジマは2024年11月11日、PCメーカーであるVAIOを買収すると発表した。

 ノジマが管理する特別目的会社が現金を対価として、日本産業パートナーズとその子会社が管理、運営するファンドである日本産業第四号投資事業などから、VAIOの株式5000株とVAIO株式を保有するVJホールディングス3の全株式を取得する。その結果、直接または間接的にVAIOの発行済株式数の約93%にあたる株式を取得する。買収価格は約111億円になる見込みだ。

 VAIOは、もともとソニーのPCブランドだったが、ソニーがPC事業を売却したことでこれを承継する形で、独立した企業となった。国内外におけるPC事業を主力事業とし、企画、設計から製造、販売、アフターサービスまでを一気通貫で行える点を強みとしている。また、これらの設計、製造能力を生かし、受託開発事業などにも取り組んでいる。

 今回の買収で、VAIOの事業運営方針や顧客との関係については特に変更しないという。VAIOでは「独立性は尊重され、社名、代表取締役・経営執行陣、事業運営方針、お客様との関係およびブランド商標に変更はございません」とコメントしている。ノジマは、買収を通じ、VAIOの持続的な事業拡大に向けて、ブランド力と高い品質を維持しながら、VAIOの成長ポテンシャルをさらに引き出せるように支援するとしており、両者の顧客基盤を活用した双方の事業機会の創出、拡大などに取り組む。また、ノジマグループの安定的な財務基盤を生かしたVAIOの財務強化を進めるとしている。

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