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最新のロングリード技術によりアセロラの全ゲノムを解析:医療技術ニュース
かずさDNA研究所、ニチレイフーズ、鹿児島大学は、最新のDNA分析技術を活用してアセロラの全ゲノムを解読し、アセロラの60系統が3つのグループに分類できることを明らかにした。
かずさDNA研究所は2024年10月15日、ニチレイフーズ、鹿児島大学と共同で、アセロラの全ゲノムを解読し、アセロラの60系統が3つのグループに分類できることを明らかにしたと発表した。
全ゲノム解析は、ニチレイフーズが開発したアセロラ品種「NRA309」で実施した。最新のDNA分析技術ロングリード技術を活用し、これまでゲノム情報の蓄積がほとんどなかったアセロラで、10本の染色体に対応する塩基配列をほぼ完全に解読した。
また、解読結果を基に、品種改良に利用されているアセロラ60系統の遺伝的な違いを調べたところ、60系統は3グループに分けられることが明らかとなった。
今回の研究でゲノムが解読されたことにより、NRA309の配列がアセロラのスタンダードとなる。今後、天然ビタミンCやポリフェノールの量を増加するための品種改良や、機能性付与の研究に応用されることが期待される。
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