ニュース
最新の安全計装システムを発表、重要なプロセスの連続運転が可能に:FAニュース
ロックウェル オートメーション ジャパンは、最新の統合安全ソリューションとなる安全計装システム「Logix SIS」を発表した。可用性の高い安全を提供することで、重要なプロセスの連続運転を支援する。
米国ロックウェル・オートメーション(Rockwell Automation)の日本法人ロックウェル オートメーション ジャパンは2024年10月1日、最新の統合安全ソリューションとなる安全計装システム(SIS)「Logix SIS(ロジックスエスアイエス)」を発表した。同年9月から、各国の販売代理店で注文受付を開始している。
同システムはSIL 2とSIL 3認証を取得し、プロセスおよびハイブリッド産業の幅広い安全要件を満たす。また、安全性を確保する制御アプリケーションに求められる、プロセスロジックソルバやI/Oを含むコンポーネントを全て提供する。
ハードウェアには、最新の「1756」コントローラー、「FLEX 5000」I/Oプラットフォーム、「Studio 5000 Logix Designer」アプリケーションを搭載。使い慣れたハードウェアやソフトウェアの活用により実装を迅速化し、可用性の高い安全を提供することで重要なプロセスの連続運転が可能になる。
また、シンプルな設計と構成によるエンジニアリングにかかる時間の短縮や、計画的ダウンタイムを必要としないシステムアップグレードで生産性を向上。安全技術ポートフォリオを強化することで、進化する産業環境のニーズに対応する。
関連記事
- ロックウェルがリニア搬送システムの新シリーズ、多様なアプリケーションに対応
ロックウェル オートメーション ジャパンは、新たなリニア搬送システム「iTRAK 5750」シリーズの販売を開始した。コンベヤー方式より生産性が向上し、多様なアプリケーション要件に合わせた設計と調整ができる。 - 予知保全ソフトに生成AIを活用した作業指示作成機能を追加 ロックウェル
ロックウェル オートメーション ジャパンは、同社の予知保全ソフトウェア「Fiix Asset Risk Predictor」に、生成AIを活用して詳細な作業指示を作成できる機能を追加する。 - 制御システム設計ソフトにCopilotを融合、米ロックウェルは階層ごとにAI機能強化
ロックウェル オートメーション ジャパンは「FactoryTalk Analytics GuardianAI」をはじめとする、AI(人工知能)を組み込んだソフトウェアの新機能を順次リリースする。 - ロックウェルがクラウド型MESを日本で本格展開、マイクロソフトの国内サーバ活用
Rockwell Automationはクラウド型MES「Plex」のクラウドサーバを2023年10月1日より日本国内のマイクロソフトAzureのデータセンターでホストする。 - 米ロックウェルが生成AIの活用を推進、生産工程の未来を創造
Rockwell Automation(ロックウェル・オートメーション)は、年次イベント「Automation Fair 2023」を開催。基調講演では同社 取締役会長 兼 CEOのBlake Moret氏とMicrosoft CCOのJudson Althoff氏が対談した。 - FA機器メーカーから製造プラットフォーマーへ、ロックウェルの目指す新たな姿
FA用制御機器のグローバル企業である米Rockwell Automationは、スマートファクトリー化などの流れの中で、ITシステムなどを組み合わせたモノづくりプラットフォーマーへと役割を変化させつつあり、日本でもこれらの取り組みを本格的に広げていく方針を示す。日本での取り組みについて、ロックウェル オートメーション ジャパン 代表取締役社長の矢田智巳氏と、同社A&S, Power Control&IC Regional Managerの吉田高志氏に話を聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.