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成田国際空港、リチウム電池の航空輸送品質認証取得に向けた取り組みを開始:電動化
成田国際空港は、同空港で国際航空輸送に関係する事業者とともにコミュニティーを組成し、2024年度末までにリチウム電池の航空輸送品質認証「CEIV Lithium Batteries」の取得を目指す。
成田国際空港は2024年10月8日、同空港で国際航空輸送に関係する事業者とともにコミュニティーを組成し、2024年度末までにリチウム電池の航空輸送品質認証「CEIV Lithium Batteries」の取得を目指すと発表した。
同認証は、IATA(国際航空運送協会)が策定した特殊貨物の航空輸送に関する4つの認証のうち、リチウム電池に関するものだ。IATA基準に加えて、国際的な基準や規制に従った内容となっている。2021年に開始しており、同発表によると2024年10月4日時点において世界で100社が認証を取得しているという。
IATAのトレーニングを受講し、リチウム電池の安全な取り扱いに向けたリスク管理システムや品質管理システムに関する社内体制を確立していること、条件を満たす設備や施設を有することなどが条件となる。IATAの監査官による査察に合格することで、認証が交付される。
成田国際空港は、日本航空、西日本鉄道、日新、三井倉庫エクスプレスおよび三井倉庫サプライチェーンソリューションと2024年9月にコミュニケーションを組成。トレーニングの受講や監査、認証検査の受検を経て、2025年3月に認証を取得する計画となっている。
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