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2024年度グッドデザイン賞、金賞には半導体製造装置や自動倉庫ソリューションも:デザインの力(6/6 ページ)
日本デザイン振興会は「2024年度グッドデザイン賞」の受賞結果を発表した。2024年度は「勇気と有機のあるデザイン」をテーマに掲げ、全5773件の審査対象の中から、1579件をグッドデザイン賞に選出。大賞候補となる20件の「グッドデザイン金賞」についても紹介した。
流域地図「YAMAP流域地図」
水の流れを基礎とした“流域”で表現した地図。流域を地図上で視覚化し、山を含めた自然資本の価値を分かりやすく伝えるとともに、防災減災での活用も想定した内容となっている。
ウェイストマネジメント事業「WOOMS」
ごみのない世界「Beyond Waste」へ向けて、持続可能で豊かな循環型社会を目指している事業。地域社会における廃棄物/資源収集に関する課題の解決につながる最適な共創の姿を自治体や事業者に提案する。
新しい教育の在り方「スタディツアー〜地域と生徒の未来創造の旅〜」
消費型の修学旅行ではなく、生徒自身が共創を目指す連携エリアから旅先を選択。新しい価値観と現地での経験を通じて、未来を創造する力を養うことができる。日本全国に取り組みを広げている。
遊具研究プロジェクト「RESILIENCE PLAYGROUND プロジェクト」
障害の有無に関わらず誰もが遊ぶことができる遊具の開発を、医療と遊具の分野を越えて実現したプロジェクト。医療的ケア児の「遊びたくても遊べない」という課題に着目し、さまざまな個性を持つ子どもたち、医師、ケアスタッフ、遊具デザイナー、地域住民が携わり3つの遊具を開発した。
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