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点検AIとエネルギー計測サービスを組み合わせて提案、大崎電気工業とLiLzが提携:脱炭素
大崎電気工業はLiLzと業務提携し、大崎電気工業が提供する「スポット計測サービス」の付加アイテムとして、点検用AIサービス「LiLz Gauge」を提供する。
大崎電気工業は2024年9月25日、遠隔点検向けのIoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)サービスを提供するLiLz(リルズ)と業務提携し、大崎電気工業が提供する「スポット計測サービス」の付加アイテムとして、点検用AIサービス「LiLz Gauge(リルズゲージ)」を提供することを発表した。
大崎電気工業の「スポット計測サービス」は、工場や設備のエネルギー(電力、温湿度)使用状況を見える化し、計測したデータの分析支援を、最短3カ月から、計測機器の購入不要(レンタル型)で導入できるエネルギーマネジメントサービスである。計測したデータは、エネルギー管理プラットフォーム「O-SOL(オーソル)」を通じてクラウド上で確認、分析できる。
一方で、工場や設備で使用されているアナログメーターでは、目視点検や手書き記録が行われている。このアナログメーターの情報を、LiLzが提供するアナログメーター読み取りAIサービスであるLiLz Gaugeでデジタル化し、スポット計測サービスを導入する顧客にデータとして提供できるようにする。
この連携により、既設のアナログメーターを活用し「スポット計測サービス」の分析対象とすることが可能となる。より精度の高いエネルギー使用状況の分析に基づいたエネルギー効率化のアクションを取れるようになる。
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