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点検用ロボットと点検AIサービスが業務提携、アナログメーター画像から異常検知:FAニュース
ugoは、LiLzと業務提携契約を締結。点検用巡回ロボット「ugo mini」と点検AIサービス「LiLz Gauge」が連携し、アナログメーター画像を自動で数値化して異常検知できるようになった。
ugoは2024年8月6日、LiLzと業務提携契約を締結したと発表した。点検用巡回ロボット「ugo mini」と点検AI(人工知能)サービス「LiLz Gauge」が連携できるようになった。
ugo miniは点検業務に特化した小型ロボットで、トップ部分のカメラは60〜180cmの高さや向きの調整が可能だ。自動巡回機能があり、工場や施設内のさまざまな場所にある設備のアナログメーターを撮影できる。
LiLz Gaugeはクラウドベースの点検AIサービスで、アナログメーター値の自動読み取りが可能。ML(機械学習)と画像処理により、画像からアナログメーターの値を高精度でデジタル値に変換できる。円型、矩形型、カウンタ型、ナナセグ型、レベル型、フロート型、ランプ型のアナログメーターに対応する。
今回の提携により、ugo Platform上で、ugo miniが撮影したアナログメーター画像をLiLz Gaugeが読み取り、自動で数値化して異常検知できるようになった。点検作業の自動化、高度化に寄与する。
両社は今後、アナログメーターの日常点検だけでなく、あらゆる点検業務を省力化し、海外での導入も目指していく。
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