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加工時間を短縮するリニアモーター駆動の難加工材用フェムト秒レーザー加工機工作機械

ソディックは、リニアモーター駆動のフェムト秒レーザー加工機「LSP4040」を開発した。高機能材料や高硬度脆性材料など、難加工材用の精密微細加工機で、従来の加工品質を維持しながら加工時間を短縮する。

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 ソディックは2024年9月11日、リニアモーター駆動のフェムト秒レーザー加工機「LSP4040」を開発し、同年11月より受注を開始すると発表した。

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フェムト秒レーザー加工機「LSP4040」のイメージ 出所:ソディック

 同製品は、高機能材料や高硬度脆性材料など、難加工材用の精密微細加工機だ。パルス幅が短いフェムト秒レーザーは、加工物に熱が伝わるよりも早く照射が終わるため、熱影響による割れやデブリが発生しにくい。ナノ多結晶ダイヤモンド工具の形状加工では、従来の工具研削機による加工品質を維持しながら、加工時間を数十時間から約1時間に短縮している。

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加工例[クリックで拡大] 出所:ソディック

 レーザー発信器は、IR、Gr、UV3波長対応レーザー、高出力レーザー、高周波レーザーなど、希望に応じたレーザー仕様でカスタマイズできる。レーザー光路部品の熱変形による光軸ズレを抑制するため、カバー内部は密閉構造で±0.1℃制御の精密空調機を備える。

 移動ストロークは400×400×200mmで、最大レーザー照射範囲は465×465mm。スキャンフィールドを超える加工形状の場合はXY軸をステップ移動し、同社製専用CAM「LS-F」によりAI(人工知能)がストローク範囲内での最短経路を導き出して加工時間を短縮する。

 ヘッド部には、ワーク位置決め用CCDカメラとレーザー変位計を搭載。機上で加工後の形状測定ができる。また、トルネード式集じんノズルを備え、加工ポイント周辺にトルネード気流を発生させて金属蒸気を回収する。

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