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メカノケミカル有機合成技術で高付加価値製品開発に向け共同研究材料技術

ダイセルはメカノクロスが開発したメカノケミカル有機合成技術について共同研究を開始した。

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 ダイセルは2024年9月20日、メカノクロスが開発したメカノケミカル有機合成技術について共同研究を開始したと発表した。

 メカノケミカル有機合成技術は、機械的刺激による攪拌で化学反応を起こすことができる技術だ。有機溶媒に溶かして反応させる従来の有機合成技術ではできなかった難溶性化合物の合成や機能化が行える。ダイセルでは、大量の溶媒を必要としないというメカノケミカル有機合成技術の利点を生かし、環境にやさしいプロセスによるモノづくりを目指す。

メカノケミカル合成の反応条件
メカノケミカル合成の反応条件[クリックで拡大] 出所:ダイセル

 今回の共同研究では、主にダイセルの難溶性化合物を原料に用いて有機合成反応の可能性を検証し、量産化の検討を実施する。同社はメカノケミカル有機合成技術により高付加価値製品を開発できる可能性が高いと考えており、重要な共同研究と位置付けている。

 また、メカノクロスが開発したメカノケミカル有機合成技術の普及や社会実装は、生産性の高さやCO2排出量の削減に貢献すると認識している。

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