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日立のAI需要予測で発注業務時間を半減、ヤマエ久野の汎用倉庫に新システム:製造IT導入事例
日立製作所は、AIによる需要予測機能を備えた自動発注システムを、大手食品卸業ヤマエ久野の汎用倉庫で稼働開始した。システムの稼働により、熟練担当者が担っていた発注業務の時間を約半分に短縮できた。
日立製作所(日立)は2024年8月28日、AI(人工知能)による需要予測機能を備えた自動発注システムを、大手食品卸業であるヤマエ久野の汎用倉庫で、同年4月から稼働開始したと発表した。
同システムは、需要予測型自動発注を実現する日立のLumadaソリューション「Hitachi Digital Solution for Retail」を応用したもの。特定の取引先からの大きな受注増を検知して過学習を抑制する「スポット特売機能」を搭載している。これにより、需要予測精度が安定し、熟練した担当者が行う際と同水準で発注計算できることを確認した。
また、倉庫サイズや取り扱いアイテム数の差に応じて最低在庫や発注頻度を調整する「自動チューニング機能」を実装。複数の拠点で同システムを稼働させることににも成功した。さらに、最低発注量や車両積載率などの配送条件に対応し、仕入先単位で発注数量をコントロールする「ロット丸め機能」も搭載する。
ヤマエ久野では、新システムの稼働により、これまで熟練担当者が担っていた発注業務の時間を約半分に短縮できた。
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