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OKIエンジニアリング、CO2排出量ゼロの試験評価サービスを実現:脱炭素
OKIエンジニアリングは、全事業拠点の購入電力を、2023年度末に再生可能エネルギー由来の電力に切り替えた。これにより、受託した試験評価サービスで生じるCO2排出量がゼロとなった。
OKIエンジニアリングは2024年8月21日、全事業拠点の購入電力を、2023年度末に再生可能エネルギー由来の電力に切り替えたと発表した。
同社は2021年に、受託試験ごとのCO2排出量の情報を提供する開示サービスを開始。また、全拠点の使用電力を再生可能エネルギー由来に順次切り替え、全ての受託試験評価サービスのCO2排出量をゼロにする「カーボンニュートラル・テストラボ」計画も発表し、2025年度の達成を目標としていた。
その後、顧客から、CO2排出量についての情報開示要求が想定以上に寄せられたことから、情報収集の手間を省くため、計画を2年前倒しし、2023年度末には全事業拠点の電力を再生可能エネルギー由来に切り替えた。
これにより、受託した試験評価サービスで生じるCO2の排出量がゼロとなり、顧客のバリューチェーンにおけるCO2排出量の削減に寄与する。
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